2009年12月30日水曜日

証券

証券の格付けにあまりに多くを期待し過ぎてはいけないのではないか。証券の売買に当たって格付けを利用するには、証券の発行に関与している当事者ではなく、第三者が評価したものであるという客観性が必要だ。この意味では、なんらかの規制を導入するなどによって、格付け会社の独立性を確保したり、評価手法を明確にしたりすることは重要だ。しかし、いくら格付け会社の規制を強化しても、格付けの精度を非常に高くして、問題が全く起きないようにすることができるとは思えない。
格付け会社が最善をつくしてサブプライム・ローン関連債券の評価をしていたとしても、それが状況の変化を正しく予想できたかどうかは疑問である。「投資に関する最終判断は、お客様ご自身でお願い致します」という、決まり文句がここでも当てはまるだろう。ムーディーズが2002年5月に日本国債の格付けをボツワナ以下に引き下げるなど格下げが相次いだ際に、財務省が同社をはじめS&Pなど数社に意見書や質問状を送りつけたということもあった。日本国債はこうしたできごとにも関わらず買われ続け、長期国債金利は低下を続けたのだから、日本の投資家などが格付け会社の判断を単純にそのまま鵜呑みにして受け入れてきたという訳ではないのは明らかだ。

2009年12月23日水曜日

カート

カート:ゴルフバッグや競技者を運ぶための小型のコース用の車を広く指す。アマチュアではキャディがいても4人1組の競技者に対して1人の場合がほとんどであり、キャディがいないこともよくある。そのために、ゴルフバッグを運ぶための車である。アメリカやイギリスでは競技者が自分のゴルフバッグだけを載せて自分で動かしていくカートもよく見られる。日本では4人分のゴルフバッグが全て積み込め、電動で動くカートがよく見られる。2人ないしは4人の競技者が乗り込める乗用カートもある。日本ではほとんどのコースがコースへの乗り入れ不可能である。

2009年12月4日金曜日

5つのカテゴリー

経験価値には以下のような5つの分類がある。
①SENSE(感覚):視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を通して感覚的インパクトを引き起こすもの。

②FEEL(情緒):ポジティブな気分(喜び、誇り、満足)を生み出すもの。

③THINK(創造・認知):驚き、好奇心、挑発といった感覚を利用し、顧客の創造力を生み出すもの。

④ACT(肉体、ライフスタイル):ライフスタイル(行動)の変化により、顧客の生活を豊かにするもの

⑤RELATE(準拠集団や分化との関連):自分の理想像に近づける、または特定のグループに属しているといった感覚を引き起こすもの

2009年12月1日火曜日

「問題が多く発生し、難航したエアの製品化」

クッション性を確保するためのエアバックは、ビニールバックの内部にガスを充填したもので、これはすぐに作ることができた。問題はその搭載位置だった。当初のアイディアでは、このエアバックはアウトソールの外側に装着されていた。しかしそれでは耐摩耗性に問題がある。そこで次にインソールの下に組み込まれたが、今度は摩擦熱の問題が発生した。最後にたどり着いたのは、ミッドソールの中に仕込むことだった。こうしてポリウレタンのミッドソールにフルレングスのエアバックを備えた最初の製品、「テイルウインド」が発表された。しかし初期のエア搭載シューズでは、数々の問題が発生した。その多くはソールの耐久性に関するものであり、それが完全に解決するまでには、数年の時間を要した。エアがナイキのラインアップの主軸となるのは80年代の半ばになってからである。エアの可能性を信じ、決して諦めなかった開発担当者の苦労は、発表から10年近くを経て、ようやく報われたのだ。今やエアはナイキの代名詞的な存在となった。そしてこれからも、エアはナイキと共に進化して行くだろう。